12.にちにち らんらん
今日の1冊はこちら
tupera tuperaさんの
「にちにち らんらん」
またまたツぺラさん。
最近図書館で見つけてきて、
息子は
「これいらないー」
と言ったのですが
私が要るから借りるの!
と、押し切って借りてきました。
「にちにち らんらん」
タイトルがまずかわいいのですが、
ちょっとした仕掛け絵本となっていて、
真ん中の顔の部分がくりぬいてあります。
そこだけは変わらず、
赤ちゃんから大人になって
素敵な人と巡り会って、
また赤ちゃんが生まれるという
人の一生を描いた絵本です。
人の一生を描いたお話、泣けますねー。
いや、泣くところなんて
一見ないように思う
たんたんとしたお話しなのですが
なんてことはない、
でも平凡な日常の奇跡を想って
じわっときてしまいます。
年をとった証拠でしょうか。
お話しの中で、大きくなる途中に
窓から外を眺めて、
もやもや ざわざわ
と書かれたシーンが
見開き2ページあるのですが、
そうだよな、誰もがこの
もやもや ざわざわ
を経験して大人になっていくのだよな
など、今読むと
各シーン、本当にしみじみしてしまいます。
同じく人の一生を描いたお話しで
私の大好きな名作があるのですが、
合わせてご紹介させてください。
それがこちら、ウィスット・ポンニミット
通称タムくんの
「ヒーシーイット アクア」
という漫画に収録されている
「部屋」というお話しです。
こちら、もうそれはそれは素晴らしい
名作でして。
タムくんの漫画は本当にどれも
素晴らしいのですが
この「部屋」は特別に良いです。
泣けます。
「ヒーシーイット アクア」は
Amazonでは中古しか販売していない(?)
ようなので一般的にもう販売されていない
かもしれない漫画なのですが
「にちにち らんらん」
分かる―泣けるー
と共感してくださる方、
これを読んで気になった方、
どこかで見かけたら
是非手にとってみてくださいね。