えほんえほんだーいすき

暮らしの中でなかなか語れない大好きな絵本の共有スペース⸝⸝꙳

19.つきよのキャベツくん

今日の1冊はこちら

 

「つきよのキャベツくん」

遂にやってきました

 

長!

新!!

太!!!

つきよのキャベツくん

やってきましたよ

長新太大先生でございます。

 

みなさん1冊は必ず読んだことのあるであろう

ロングセラーの有名絵本作家さん

 

『 長新太 』

 

しかし、

私は改めて大人になって

何度読み返しても

この世界観には

 

不思議

ハテナ

 

がエンドレスループしてしまいます。

 

どれもめちゃくちゃシュールで

お話しがブッ飛んでいるからなんです。

 

このお話しは、

キャベツくんが歩いていると

道の向こうから

豚がまるごとトンカツになった姿の

トンカツくんが

 

「わたしは トンカツであーる」

 

といって出てきます。

 

「トンカツであーる」

 

って。

 

名前、そのままだし

しかも

 

「であーる」

って。

 

ここからもう既に

長新太パラレルワールド

始まっています。

 

その後

トンカツ・ソース

が出てきたり

 

*注意:全て山間の道で繰り広げられています。

 

キャベツくんが身の危険を感じることが

起こったり。

 

↑個人的にはこのシーンは大好きで

声を出して笑いました。

 

最終的には

トンカツくんを

お月様が食べてしまい、

キャベツくんとブタヤマさんは

おいしいものを食べに行く。

 

というストーリー

 

こんなにシュールなお話しなのに

 

最後の1文は

 

つきのかがやくよるです。

 

と絞められており、

この1文でなんだか

トンカツとかソースとか

コッテリなことがいろいろあったけど

最後はほっと澄んだ気持ちになります。

 

絵のタッチも

自由すぎるほどに自由で不思議

 

私はいつもいつも、

 

これは何を軸として

描いているんだろう

 

なんでこのぶっ飛び自由な世界を

描き続けられるんだろう

 

何をみて

どんな風に感じたら

こんな絵が描けるのだろう

 

と考えても考えても

掴みとれない。

そしてまた考える。

 

そんなことを繰り返してしまいます。

私には絶対に描けない世界観。

 

ただね、何か言葉に出来ない

魔力が潜んでいるようで

この不思議な長新太の絵本

 

息子が大好きなのです・・!

 

なんなんでしょうね。

 

私はこのぶっ飛び具合と

絶対思いつかないストーリーは

好きなのですが、

とは言え子供が好きなのは

なんでなんだろう

とも思ってしまう。

 

いろいろと考えると迷宮入りしていまう

不思議な魅力の詰まった絵本です。