えほんえほんだーいすき

暮らしの中でなかなか語れない大好きな絵本の共有スペース⸝⸝꙳

22.もみじのてがみ

 

今日の1冊はこちら

 

もみじのてがみ きくちちき

 

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こちらの絵本、図書館で私が一目ぼれして

最近知った絵本です。

見つけた素敵な絵本!!!

作者はきくちちきさん、初めて知ったお方でして

中もとても素晴らしかったので

こちらでご紹介させて頂きます。

 

知らなかった素敵な絵本、作家さん

を知るとわくわくしますね。

 

表紙からわかるように、まず、

1つ1つの絵がかわいいのです。

大胆さと、繊細さを兼ね備えていて

多分扱いの難しい水彩絵の具で

描かれているのですが、

 

うまい、、!

 

テクニックのある絵、

好きです。

 

うーーーーーん

 

これは久しぶりの

個人的大ヒットな

作家さんを見つけてしまった気持ち。

 

最後のページは

私もみたことがあったかのような

そんな風に記憶の美しい風景を

思い出させてくれる

秋の紅葉の美しい景色を

見事に描いていらっしゃいます。

 

絵のタッチが大胆なので

子供にとっては

とっつきにくい部分もあったようなのですが

 

私がいい絵本だ良い絵本だ

と何度も言っていたら興味を持ち、

今では毎晩自ら読んでと持ってきて

読んでいます。

 

先日の休日に遊びに行った際も

もみじをみつけて、

 

「あ!もみじ!」

 

と、どこかで聞いたことのあるようなセリフ

を言っており、

この絵本がすっかりと

浸透しているようでした。

 

話は変わって

しかしびっくりしのが

その作者のきくちちきさん

 

勝手に女性と思い込んでいたのですが

 

男性でした!

 

きくちさんが描く動物たちは

とてもかわいくツボなので

グッズ等展開して欲しいです。

21.ぼくのくれよん

今日の1冊はこちら

「ぼくのくれよん」

おはなし・え 長新太

 

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いやいやこちら、

サイコーでした、、!

 

こちらの絵本

文章も絵も両方長新太さんなんですよ。

なので

いつにも増して

長新太パラレルワールド炸裂でして。

 

相変わらずぶっ飛びな世界観なのですが

そのぶっ飛び具合が

こちらの絵本は可愛らしい。

 

読みながら、息子も、私も思わず

声を出して笑ってしまいました。

 

そんなお話しには夢があって、

いろいろあるけどでも

自分の好きなことは変わらず

そのままでいいんだよ。

という暖かいメッセージが

最後に込められているように感じ

読み終わった後には

ほっ と気持ちが暖かくなります。

 

笑って楽しくて心温まる

なんとも盛沢山素敵な絵本です。

 

小さい子も楽しめそうな内容なので

0歳~あとは何歳でも

楽しめる絵本だなと思いました。

 

 

⚘ プチお知らせ ⚘

今まで毎週月曜日の更新としておりましたが

これからは素敵絵本を見つけたら更新

という変則的な形に代えさせて頂きます。

 

相変わらず、更新は月曜日です。

 

これからもマイペースに

自分が本当に

すきーーーすてきーーー

となった絵本をこれからも

ご紹介していきますね。

 

レッツ絵本ライフ~!

20.ぼちぼちいこか

今日の1冊はこちら

「ぼちぼちいこか」

マイク=セイラ― さく

ロバート=グロスマン え

いまえ よしとも やく

ぼちぼちいこか

 

良いタイトルですね~

頑張りすぎる誰もにきっと

ぴったりな言葉。

 

関西弁なのも

少し力が抜ける感じで

この絵本にピッタリ。

 

こちらの絵本、

小学校の先生をしている

私の母親が、

子供たちに大人気なんだよ

毎ページケタケタ笑うんだよ。

 

と教えて貰って知った絵本です。

 

読んでみるとなるほど納得。

 

お話しは、

主人公のカバくん(?)

が、様々な仕事にチャレンジするのですが

ことごとく

上手くいかない。

 

どないしたらええのんやろ

 

と、途方に暮れるのですが、

そんな時は一旦休憩して、

 

ぼちぼちいこか

 

そんなお話しです。

 

最後、カバくんが一休みしようと

木にぶら下がったハンモック

に乗ろうとするのですが、

カバくんの体重で

ハンモックを付けていた

木がバッテンに

びよーんとしなるシーンがあります。

そこでも子供たちは大爆笑するそうです。

 

私はこのお話しのメッセージが

本当に素敵な絵本だなぁと感じました。

 

きっとみんな、

常に何かに頑張っているから

少し一休みして

自分に合う道を見つけていったら

いいんじゃないかな。

ムリしても

空回りするから。

そんなメッセージがあるように思います。

 

子供たちにはもちろん

頑張りすぎていっぱいいっぱいになっている

大人の方にも

是非手に取って貰いたい絵本です。

19.つきよのキャベツくん

今日の1冊はこちら

 

「つきよのキャベツくん」

遂にやってきました

 

長!

新!!

太!!!

つきよのキャベツくん

やってきましたよ

長新太大先生でございます。

 

みなさん1冊は必ず読んだことのあるであろう

ロングセラーの有名絵本作家さん

 

『 長新太 』

 

しかし、

私は改めて大人になって

何度読み返しても

この世界観には

 

不思議

ハテナ

 

がエンドレスループしてしまいます。

 

どれもめちゃくちゃシュールで

お話しがブッ飛んでいるからなんです。

 

このお話しは、

キャベツくんが歩いていると

道の向こうから

豚がまるごとトンカツになった姿の

トンカツくんが

 

「わたしは トンカツであーる」

 

といって出てきます。

 

「トンカツであーる」

 

って。

 

名前、そのままだし

しかも

 

「であーる」

って。

 

ここからもう既に

長新太パラレルワールド

始まっています。

 

その後

トンカツ・ソース

が出てきたり

 

*注意:全て山間の道で繰り広げられています。

 

キャベツくんが身の危険を感じることが

起こったり。

 

↑個人的にはこのシーンは大好きで

声を出して笑いました。

 

最終的には

トンカツくんを

お月様が食べてしまい、

キャベツくんとブタヤマさんは

おいしいものを食べに行く。

 

というストーリー

 

こんなにシュールなお話しなのに

 

最後の1文は

 

つきのかがやくよるです。

 

と絞められており、

この1文でなんだか

トンカツとかソースとか

コッテリなことがいろいろあったけど

最後はほっと澄んだ気持ちになります。

 

絵のタッチも

自由すぎるほどに自由で不思議

 

私はいつもいつも、

 

これは何を軸として

描いているんだろう

 

なんでこのぶっ飛び自由な世界を

描き続けられるんだろう

 

何をみて

どんな風に感じたら

こんな絵が描けるのだろう

 

と考えても考えても

掴みとれない。

そしてまた考える。

 

そんなことを繰り返してしまいます。

私には絶対に描けない世界観。

 

ただね、何か言葉に出来ない

魔力が潜んでいるようで

この不思議な長新太の絵本

 

息子が大好きなのです・・!

 

なんなんでしょうね。

 

私はこのぶっ飛び具合と

絶対思いつかないストーリーは

好きなのですが、

とは言え子供が好きなのは

なんでなんだろう

とも思ってしまう。

 

いろいろと考えると迷宮入りしていまう

不思議な魅力の詰まった絵本です。

18.ポンチ

夏休み

楽しく終えて

日常に戻ってきました。

 

夏休みが始まる前は、

本当に帰省できるのか

みんな元気でいれるのか

などなど

不安要素も多々ありましたが

無事みんな元気で

予定していた場所を全て回って

大阪に帰ってきました。

 

今までは当たり前だった、

「あの場所に行けた」

「会いたかった人に会えた」

喜びを噛みしめながら

日常に戻っています。

 

みなさまも楽しい休みを過ごされましたでしょうか。

 

さて、今日の1冊はこちら!

知る人ぞ知る、ちえちひろの絵本

「ポンチ」

ポンチ

私は好きで、活動を追っていた

ちえちひろ さん

姉妹で絵を描いたり、

陶器を作ったり様々な

活動されているユニット(?)です。

 

そんなちえちひろの絵本「ポンチ」

 

いろいろな果物が

「ポンチ!」

と弾けて、飛んで、

最後に「フルーツポンチ」

が出来上がる。

というお話です。

 

ゆる~~~くて

かわい~~い

 

私が元々ちえちひろが大好きなため、

こちらの絵本は息子が0歳の頃から

私が楽しく嬉しくて

何度も読み聞かせていたのと

 

セリフも簡単で

分かり易いので

 

2歳の今となっては

セリフを全部覚えて

一人で声に出して読んでいます。

 

ちえちひろを知らなかったけど

この表紙で

ビビビッと気になっているそこのあなた

仲良くなれそうです。

 

手にして見たくなった方はこちらの

ちえちひろ店からどうぞ

chiechihiro1.thebase.in

17.しろくまちゃんのほっとけーき

今日の1冊はこちら

しろくまちゃんのほっとけーき」

わかやまけん

こぐま社

しろくまちゃんのほっとけーき

みんな知ってる みんな大好き

しろくまちゃんシリーズ

その中でも

1番有名なのがこの

「ほっとけーき」

ではないでしょうか。

 

私も子供の頃

大大大好きでよく読んでいました。

 

発行をみると

初版が1972年

ひゃー!

大ベストセラーですね。

 

一見ゆるっとホンワカ絵本に見えますが

色やデザインが

昔の本とは思えないほど

今見ても見劣りすることなく

洗練されています。

 

しろくまちゃん含めた中の絵が

完璧でセンス抜群なのは

言わずもがな

ですが、

 

そもそも表紙のタイトル文字から

素敵が始まっています。

 

いかがですか。

このバランス感覚。

ゆるいけど見やすくて

かわいくて

まとまっていて

 

しかもカタカナで

「ホットケーキ」

じゃなくて

「ほっとけーき」

ひらがななんですよ。

めちゃくちゃセンスありますよね。

 

こんなに長い期間

みんなが大好きな絵本として

読み親しまれているのも納得です。

 

私が幼い頃から一番大好きだったシーンは

こちらのほっとけーきを

焼いているシーンです。

このシーンが記憶に遺っている

という人は多いのではないでしょうか。

ほっとけーき 焼き中

なんなんでしょうね。

1つ1つの言葉選びといい、

見開きでたくさんならんだ

この画面の使い方といい、

なんといっても

このぺったりとして

美味しそうなほっとけーきの絵が

魅力的で

たまらなく、イイ!

ですよね。

 

あと、このしろくまちゃん、

シーンによって

お洋服の色が違うのにお気づきでしたでしょうか。

オレンジ・作っているとき

きみどり・食べているとき

あお・洗っているとき


作るとき、食べるとき、洗う時、

それぞれのシーンの

お洋服の色を変えることによって、

子供たちにやっていることの違いを分かり易く

伝えているという話を聞きました。

 

全く気づいていなかったので

びっくりしました。

 

子供たちのことを第一に

想ってつくられた素敵な本ですね。

 

 

 

さてさて来週は

夏休み!

ということで

実家へ帰省するため

こちらのブログは

1回お休みとさせて頂きます。

海に入るぞ~~~

 

みなさまもお元気で

楽しい夏をお過ごしください。

 

また再来週お会いいたしましょう!

16.ノラネコぐんだんパンこうじょう

今日の1冊はこちら

みんな大好き 工藤ノリコさん の

ノラネコぐんだんシリーズより

「ノラネコぐんだんパンこうじょう」

 

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遂に、遂にやってきました

ノラネコぐんだんシリーズ~~!!!

 

いやあ、もう、ノラネコぐんだん

サイコーなのですよ。

 

私がノラネコぐんだんの中で一番好きなのは、

何と言ってもこの

 

ユーモアのセンス・・!

 

このパンこうじょうのお話しは、

夜中にノラネコぐんだんが勝手に

パン工場に侵入し、

パンを作るのですが

欲張って大きなパンを作っていたら

パンが大きすぎて

工場が

 

どっか~~~~~ん

 

と大爆発してしまいます。

 

その次のページに出てくるのがまさかの

 

画面いっぱいに描かれた

できたてほやほやの大きな

 

!!!パン!!!

 

笑笑笑

 

もうね、このシーンが大好きすぎて。

え!

ここでパン出てくるの!?

しかもお~~~~~~きい!!

 

このページだけでも

是非読んで頂きたいのですが

本当に最高なのです。。

 

その後工場を爆発させたノラネコぐんだんは

パン工場の人に怒られて、

お詫びにパン屋さんの

お手伝いをすることになります。

 

その出来立ての大きなパンを使って

パン祭りを開催!

ノラネコぐんだんは大忙し。

街の人も大喜び。

パン屋さんも一安心。

 

一件落着。

 

さて帰ろう。

 

としたノラネコぐんだんたちに、

パン屋の店長さんは

いや待ちなさい、爆発で

無くなってしまったパン工場建ててね。

 

というオチで終わるのですが、

パン祭りのお手伝いが終わったら

それでは!

って帰ろうとするところも可愛いし、

なんだかんだ最後は平和に終わるところも

大好きなところの1つです。

 

そして私が胸キュンだった

ノラネコぐんだんのお話しをもう1つ。

 

平日の午後電車に乗っていると、

学校帰りであろうランドセルを背負った

小学生の男の子3人が途中から

同じ車両に乗ってきました。

 

男の子の1人が手に

「ノラネコぐんだんおすしやさん」

を持っていて、

後の2人はそれを覗き込むようにして

3人でわちゃわちゃしながら

ノラネコぐんだんの絵本を読んでいたのです。

 

読みたくて読みたくてウズウズして

家まで待てなくて

電車で男の子3人仲良く読んでいる様子が

たまらなく可愛かったのと同時に

 

そうだよな、やっぱり

ノラネコぐんだんサイコーだよな。

と、電車に乗りながら改めて思ったのでした。