えほんえほんだーいすき

暮らしの中でなかなか語れない大好きな絵本の共有スペース⸝⸝꙳

2.ふねなのね

次の1冊、表紙で一目惚れして

手に取ったこちら。

 

「ふねなのね」100%ORANGE え

中川ひろたか ぶん ブロンズ新社

 

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ふねなのね

 

またまた100%ORANGEさん。

単に100%ORANGEさんが大好き

なのかよ。って声も聞こえてきそうですが、

否定はしません。

 

そんなことはさておき、

こちらの絵本なにが素敵かと言いますと、

 

とにかく

 

 

色が、線の黒を除くと

基本白・茶・青・緑の5色と、

とても少ない色数で構成されています。

そしてその配色バランスが他の絵本で

私はみたことがなく斬新で

初めて見たときにナニコレおしゃれー!

と、衝撃を受けました。

 

その色の使い方が素敵というだけで

一目惚れし、

購入する予定はなかったのですが

買った1冊です。

 

少しここからネタバレになります。↓

 

内容は、少ない言葉数でテンポよく

進んでいくのですが

 

一番最後の一言「かわなのね」が、

今までのお話しの流れを含んでなんとも

余韻を残す言葉。

 

その言葉の背景には

大海原に小さく描かれた主役の2人。

 

その様子が、まだまだ広がる世界の大きさと

これから続く二人の旅(?)に哀愁をもたせていて

 

これから生きていく子供たちに

世界はいろんなことが起きるけど、

それでもまだまだ広いんだよ。

と伝えているようです。

 

その人生のセツナサを含ませながら

終わる様子がまたこのオシャレな画面の

締めくくりにぴったりで

グッと心奪われました。

 

素敵な1冊です。